冬眠に入ったミントですが、なんと15週間(3ヶ月半)ぶりに週末が晴天になり、気温も10度超えたので手を付けることにしました。ちなみにここ3ヶ月間の降水量は平年の3倍となりました。
ちょっと気になる物があったのでダイソーで買ってきました。
ホットメルトボンドです。あるテレビ番組でよく使われていたので、気になって調べたところ、ダイソーで315円で売っているとあったので買ってきました。実際は315円じゃなくて105円でした
これでミントのカバーの接着したところの隙間を埋めることにします。
トリガーを引く微妙な力が難しく汚い穴埋めになりましたが、裏面なので見えないからこれでいいか。
さて、ミント不動の原因となった燃料ポンプは新品を買ってきました。
ミント用の部品は廃止となり、ジョグ用の部品に統合されていました。見た目はほとんど同じですが、ネジ取りつけ穴が斜めになっています。
取り付けは簡単ですが、燃料タンクからのパイプを旧部品から新部品に付け替えるため外しますが、パイプを外せば当然ガソリンが出てきます。パイプを抜いたら一気に新部品に付けましたが、結構ガソリンが漏れました↓
これで始動確認といきたいですが、3ヶ月半放置状態でものすごいゴミが溜まっているので、ほうきで掃除しこぼれたガソリンもエンジン始動で発火しないように洗い流しました。また、各所グリスやオイルの補充もします。
ピストンリングを交換しているので初期潤滑を確保するために、燃料にも2サイクルオイルを入れて混合ガソリンにしておきます。
夏の猛暑のせいでガソリンが気化してかなり減ってました。
このミントはセルが付いてますが、エンジンがかかる前にバッテリーが上がるかもしれないのでキックで始動です。何回キックすればキャブレターに燃料がいくかな?と数えながらキックして10回目に
エンジンがかかりました!画像ではよくわかりませんが、白い排気が出ています。
エンジンが温まってからアイドリング調整をしようと思い、放置していたら1分くらいで止まりました。アイドリングが低すぎたようです。
アイドリングを上げなければなりませんが、キャブレター脇の調整ネジを回すにはサスペンションやタイヤが邪魔で回しにくいです。ここで秘密兵器を投入。
ロングドライバー。実は車のキャブレターに使おうと30年近く前に買った物で、使うことなく工具箱にしまっていました。これくらい長いとエアクリーナーをつけたままでも調整できます。
ここを回してアイドリング調整しますが、意外に反応が鈍く結構回します。
アイドリングを上げて放置し、エンジンが温まったころにエアクリーナーを付けて再びアイドリング調整しました。基準数値は1800rpmですが、そんなものを調べることはできないので、アイドリングで後輪が時々動くくらいにしました。
試験運転に出かけるためにカバーを組み付けます。組み付けるネジ類も新品に交換です。
1つ80円台なので、全部交換です。旧部品と較べると若干形状が変わってる物がありました。防振のためかワッシャーつきになった物もあります。
カバーに隠れるので見るのはこれが最後かも。
試験運転はいつもの近所のダム湖コースです。
雨続きなのでダム湖はほぼ満水状態でした。
エンジンの異常はなく、排気音が変わってしまいました。やや排気音が低音になって2サイクルエンジンらしい音ではないです。
ほぼ2年にわたるミントの復元はこれでほぼ終わりです。冬眠中に新品では買えないカバー類がオークションで出てきたら買うことがあるかもしれません。
これまで買った部品の合計金額を出してみたら、およそ76000円でした。これだけの金額なら中古でもっともっと程度のいいスクーターが買えそうですが、二輪車を分解した経験もなかったのに、再始動できるくらいまでの経験が積めました。ずいぶん勉強になりました。最後に始動できなかった原因も、去年なら店に見てもらおうとしたと思いますが、わりと冷静に突き止めることができたというのは進歩したなと自分では思ってます。